2012.07.20
キシリトールって知ってる?
皆さんは「キシリトール」という名前を一度は目にしたり、耳にしたりしたことがあるでしょう。最近は「歯にいい甘味料」として定着し、様々な食品やハミガキ剤等に使用されています。でも実際にどんなふうに良いのか、ご存じの方は少ないのです。
そこで、今回のトピックスではキシリトールについて詳しく掲載することにしました。これを読んだらキシリトールを摂らずにいられないかも!?
【キシリトールって何?】
キシリトールはベリー類やプラム、カリフラワー、あるいは白樺や樫などの広葉樹などに多く含まれる甘味炭水化物です。全ての糖アルコールの中で最も甘く、砂糖と同じ程の甘味度があるにも関わらず、砂糖の75%のカロリー!!という特徴を持っています。まれに過剰摂取(1日にキシリトール量20~30g以上)で下痢が起こりやすくなることがあります。この場合は量を減らすか、摂取を一時中止した方がよいでしょう。
【キシリトールの効果は?】
キシリトールはむし歯予防に効果的と言われますが、理由は大きく2つに分かれます。
①むし歯の原因となるミュータンス菌に直接アタックする効果
②唾液分泌を増やすことによる効果です。
キシリトールを長期間(1日3回で3カ月)継続して摂ると、プラークを住処とするむし歯菌は数が減って元気がなくなり、同時にプラークが歯面からはがれやすくなることも知られています。
この効果は他の糖アルコールには見られない、キシリトール特有の作用です。
次は、キシリトールと唾液の関係と効果的なキシリトールの使い方をお話しします。