2013.12.02
唾液検査のオススメ
こんにちは!TCの山本です。
みなさん、今まで虫歯治療や何かお困りな症状があり歯科医院へ来院されていると思います。もちろん虫歯になってしまった歯や悪い所を治療することは大切ですが、それ以上に“予防治療”といった虫歯にさせない+歯周病にならないためのお口の中を作り、その健康な状態を維持し続けるための治療が重要であり当医院では積極的に進めています。
予防治療は今の状態を把握することから始めます。例えば・・・虫歯の有無、歯周病の進行具合、お口の清掃状況、生活習慣、全身疾患の有無・・・プラス唾液検査。この唾液検査ですが虫歯予防のためにとても重要な情報を得ることができるので特にオススメしたいものとなります。みなさんあまり耳にしたこと無いかも知れませんので、どんな検査なのか?ここでご紹介させていただきたいと思います。
まず当医院で採取した唾液を臨床検査機関に送り
1.唾液の量→量を知ることでお口の中の汚れ(菌)を洗い流す働きが強いか弱いか
2.唾液のpH→砂糖類を食べてお口の中が酸性に傾くと歯のエナメル質を溶かし虫歯になってしまうのですが、それを中性に戻す働きが強いか弱いか
3.乳酸送金桿菌数→歯を溶かす強い酸を作り、むし歯を進行させる菌(ラクトバチラス菌)の数
4.むし歯菌→赤ちゃんの頃、親から感染しており、むし歯のきっかけを作る菌(ミュータンス菌)の数
5.プラークの量→お口の中の細菌と食べ物のカスからなる固まり=歯垢(プラーク)の付着具合
6.虫歯の経験→過去むし歯になった歯の本数
7.フッ素の使用→先口剤の使用の有無、定期的なフッ素の塗布の有無
8.一日の飲食回数→食べたり飲んだりする回数が多いかどうか
以上の結果をスコア化し、レーダーチャートで表した報告書が臨床検査機関により作成され届きます。届いた報告書のデータ内容を担当衛生士より詳しく説明。その他検査した結果と共に今後どのようなことに気をつけ、どのような治療を行えば虫歯を防げるのかを提案させていただき、みなさんと一緒にお口の中の健康を守っていくことができれば一番の予防治療となります。
よろしければこの機会に一度、ご自身のお口の健康状態を知る為にも唾液検査を受けてみられませんか?ご要望ありましたらいつでもお声かけて下さいね☆