神戸市兵庫区 浦島歯科医院からのお便りです

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浦島歯科便り
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歯の痛み

歯の痛みは、齲蝕(むし歯)によって起こるものと、齲蝕とは関係ないものがあります。

齲蝕によって起る痛みは、齲蝕の進行程度に応じて
冷水痛……(冷たい水や食べ物、冷たい風にしみる)
温水痛……(温かい水や食べ物がしみる)
自発痛……(何もしないのに痛い)
咬合時痛……(歯を噛み合わせたときに響く)
咀嚼時痛……(物を噛んだときに響いたり痛みがある)
などの症状が、単独ないし複数で発現します。
また歯髄(神経、血管。リンパ管を含んでいる組織)が生活(歯髄が生きている状態)している場合と、歯髄が失活(歯髄がない場合)していて歯根の先端部周囲組織の炎症に関係するものの2種類があります。

齲蝕の程度と症状は、

齲蝕症第1度(エナメル質齲蝕)
第2度(象牙質齲蝕)では、甘い食べ物を噛んだときに痛みがあり、冷水痛があります。
第3度(歯髄に炎症が及んでいる)では、冷水痛、温水痛に加え、自発痛があり、時には咬合痛も出る場合があります。
さらに歯髄がなく、歯根の先端部周囲組織に炎症がある場合(第4度、歯根のみの状態を含む)では、冷水痛、温水痛がなく、咬合時や咀嚼時に痛みが出てきたり、自発痛を伴い、腫れることもあります。
また、原因が齲蝕と関係のないものでは、象牙質知覚過敏症がありますが、冷たい風にだけしみ。
自発痛はありません。自発痛が出たときはむし歯の中に詰まった食べ物を取り除くとなくなることがありますが、
いずれにしても早く歯科医院で治療してもらってください。