2011.01.06
歯周病検査について
歯科衛生士の山口です。
歯周病の恐ろしさや歯周病の原因が細菌であると言うことは、折りに触れ皆様にお伝えして参りました。
お口の中には沢山の種類の細菌が存在します。ですが、全てが歯周病に関係している訳ではなく、ある特定の細菌が増えることによって発症することがわかっています。
浦島歯科医院では、診療台で簡単に歯周病菌の存在を確認できるテスト『バナぺリオ』を導入しています。
今回はバナぺリオを使った歯周病菌検査の方法をご紹介させて頂きます。
①患者さまのお口の中から、ごくわずかな量の歯垢を採取します。
②バナカード (試験紙)に歯垢を挟みます。
③55℃で5分間、培養機で細菌を培養させます。
④5分後に試験紙の反応を確かめます。
⑤検査結果の確認…検出された歯周病の原因菌の数量によって陰性、弱陽性、陽性に判定されます。
判定の結果をふまえて歯科衛生士が、患者さまの歯周病の現状と今後の予防方法について詳しくご説明させて頂きます。
歯周病の原因とされる菌は大きく3種類に分けることができますが、バナぺリオでは3種類の合計が1000~5000cells以下を陰性とし1000~25000を弱陽性。25000以上を陽性としています。
陽性では随分多くの歯周病菌が検出されることになります。
バナぺリオでは、他に口臭の検査を行うことができます。舌の上の舌苔を採取し、テスト紙に乗せ培養し口臭の原因の有無を調べます。
バナぺリオは保険適用外です。
興味のある方は、浦島歯科医院受付か歯科衛生士にお尋ね下さい。