2013.10.15
舌苔は健康のバロメーター 2
舌苔が白っぽい時
疲れた時や代謝が悪い時などは、白い舌苔が厚くなります。風邪などで高熱が出た時や、口内炎ができた後に増えることもあります。舌の縁や裏側が白くなっている場合は、白板症という病気の可能性があります。この病気はガン化しやすいといわれていますので、もしそういう症状が見られる場合は、一度口腔外科や耳鼻咽喉科で診てもらうとよいでしょう。
舌苔が黒っぽい時
長期に渡って抗生物質を服用すると黒っぽい舌苔がつくことがあり、これを「黒毛舌」といいます。自分で勝手に薬の服用を中止しないで、主治医に相談してください。
舌苔が黄色っぽい時
黄色っぽい舌苔が厚く付着している場合、喫煙本数が多いか、慢性胃炎や消化不良、胃下垂気味だと考えられます。
舌苔がまったくない時
舌苔がまったくないツルツルの状態も健康的とはいえません。内臓の病気が悪化したり慢性化した場合や、栄養状態が悪い場合、糸状乳頭全体が萎縮して舌苔がなくなることがあります。栄養バランスのいい食事をとり、ミネラルや鉄分不足にならないように注意しましょう。